001 夜明け前 窓の外は薄暗く日の出にはまだ時間がある様だ。 目を覚ましてしまった俺は隣で静かに寝息を立ている整った顔を見つめた。 起こしてしまわない様にそっとベッドを抜け出すと裸足のままぺたぺたとキッチンへと向かう。 冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出し口を付ける。 時計に目をやると、小さなディスプレイには04:11と表示されていた。 起き出すにはまだ早い。 ペットボトルを掴んだまま寝室へと戻る。 細心の注意を払って静かにドアを開いた。 ほんの少しの物音でも俺の愛しい人は目を覚ましてしまうから。 そっとベッドに潜り込むが、無情にもギシリとベッドが大きな音を立てる。 あー・・・と声は漏らさずに口を開いた。 ベッドの中のヒイロが小さく身動ぎして、深い藍を覆い隠していた目蓋を開く。 「わりぃ、起こしちまったな」 小さく謝ってヒイロの脇に納まる。 「何時だ?」 「ん、まだ4時過ぎ。もうちょい寝てろよ」 「ああ」 眠そうに返事をするヒイロの手が伸びてきて、乱れた三つ編みに触れる。 「もっかいおやすみ」 ヒイロの唇にキスを1つ落とす。 藍の双眸が細められて、今度はヒイロから俺にキスを。 「おやすみ」 耳に届く心地よい声にうっとりとして、俺はまた瞳を閉じた。 |
ヘイ、ろくでなしです。 小学生の作文みたいのつけないほうがいいですか・・・? 絵はハイテック一発描き・・・。 すいません・・・。 |